「読書好き」な子どもたちの味方でありたい
加藤元先生

10月29日発売『友だちは名探偵』作者の加藤元先生に、
この作品がどんな風に生まれたのかを質問してみました!
質問①
いつもは大人向けの作品を書いていらっしゃる先生が、子ども向けの作品を書こうと思われた理由を教えてください。
加藤元先生
(以下、加藤先生)
自分も『少年探偵団シリーズ』や『長靴下ピッピ』を夢中で読んで育ちました。だから、自分もそんな子どもたちが夢中になる作品をいつか書きたいなあ、と思っていたところに編集さんからお話をいただいて、大喜びで書きました。
質問②
「子ども向け」ということで、特に意識されたのはどのようなことでしたか?
また、小説を書くことで工夫したこと、難しかった・苦労したことなどはありましたか?
加藤先生
難しすぎる言葉を使わないように、言葉選びは難しかったです。もともと大人向けでも古い言葉づかいをたくさん使ってしまう癖があるので…。
質問③
ストーリーと登場人物のどちらが先にできましたか?
加藤先生
主役の二人の性格と立ち位置を決めて、そこから物語を作りました。
質問④
作品に出てくる登場人物たちに、モデルはいますか?
いない場合、なぜこのようなキャラクターにしたか、教えてください。
加藤先生
はっきりしたモデルはいませんが、あえて言うならかつて自分の周囲にいた「読書好き」な女の子たちと、逆に「本を読む人を理解しようとしない」女の子たちですね。もちろん自分は「読書好き」でしたから、今もそんな人たちの味方です。
質問⑤
『友だちは名探偵』を読んだ子どもたちに、メッセージをお願いします。
加藤先生
本を読むのを好きになってほしいです。どんな本でも構いません。文字の世界は宝の海ですから!
先生、素敵なお話をありがとうございました!
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(撮影:萩庭桂太)
 
			