作者からみなさんへの
メッセージ

勉強には、あまり肩ひじ張らずに向き合ってほしいですね

結城真一郎 先生

6月12日発売の『やらなくてもいい宿題2 秘密基地奪還!編』には、算数や理科の問題が出てきます。
習っていなかったり苦手だったりすると「うっ!」となりそう。
だけど実は、正解を出すのに必要なのは、算数の知識よりも“ちゃんと読むこと”と“やわらかな発想”なのです。
真面目に解いたら後で「やられた!」となること、間違いなし! “どんでん返しのある問題”、あなたは解けますか?

作者の結城真一郎先生に、今作についてお話を聞きました。

質問1

『やらなくてもいい宿題』の待望の第2弾です。今作は男の子同士のバトルで、前作よりも“男子っぽさ”が増していますね。

結城先生

特に男子っぽさを意識したつもりはありませんが、裏山での秘密基地づくりなどは小学校時代の実体験をもとにしているので、自然とそうなったような気がします。意識したのは、当時のワクワク感をできる限り再現することですね。

質問2

今回は、算数以外に理科の問題も登場しました。算数以外を謎として登場させるのに、苦労された点や、逆に「これは上手くいった!」ということはありましたか?

結城先生

苦労した点は特にありませんが、ある問題を思い付いたときは、今後歴史などを絡めてなにかできるかもしれないという可能性を感じました。

質問3

今回も、大人も子どもも一緒に考え込むような仕掛けが散りばめられています。ぜひ、親子で一緒に本を開きながら「ここは議論してほしい」「競争して解いてほしい」という、おすすめのシーンや問題はありますか?

結城先生

最終問題の「分銅と天秤」については、作中の回答ではなく、実際に真正面から取り組むとしたらどうしたらいいのか、というのはかなり考える余地があると思います。

作中で提示されているトーナメント方式だと実際何回使う必要があるのか、それ以外の方法だとどんなものがあるのか、など(僕も答えはわかっていませんが)、あれこれ頭をひねるのは面白いと思います。

質問4

本作のタイトルにもある「宿題」ですが、小学生にとっては「やりたくないもの」です。「宿題」や「勉強」をどんなふうに取り組んだらいいと思いますか?

結城先生

「勉強」についてはあまり片ひじ張らずに向き合うようになってもらいたいな、と思います。前作発売時も含めて何度か伝えていることですが、「そんな太郎君がどこにいんだよ」「なんで花子さんはそんなアホなことしたんだよ」みたいなツッコミを入れ、おちょくりながら楽しめたらいいと思います。

結城先生、ありがとうございました! つっこみながら問題を見たら、勉強や宿題が楽しくなりそうですね!

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作者プロフィール

結城真一郎(ゆうき・しんいちろう)

1991年生まれ。神奈川県出身。開成中学・高校を経て東京大学法学部を卒業。2018年『名もなき星の哀歌』で新潮ミステリー大賞を受賞し2019年デビュー。2021年「#拡散希望」が日本推理作家協会賞(短編部門)受賞、同作を収めた短編集『#真相をお話しします』(2022年)は80万部を超えるヒット作となる。ほかに『救国ゲーム』『難問の多い料理店』『どうせ世界は終わるけど』など。

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